久しぶりにバランス・オブ・パワーという言葉を思い出した。
「日豪安保共同宣言」は、「日米同盟」という「北緯40度の提携」の横軸に加え、「東経135度の提携」という縦軸を設定したという意義があろう。
そして、日豪両国を結ぶ「東経135度」線の中間にあるパラオから北緯10度の線を西に引けば、その線は、フィリピン、ヴェトナム、タイ、マレーシアを経て、インドに至る。故に、パラオが持つ戦略上の価値は、日豪関係の深化と日印関係の緊密化を展望する上からも、いよいよ高まったと見るべきであろう。現在に至るまで、日本の総理大臣と外務大臣のパラオ訪問は、実現されていない。雪斎は、それを七年前から唱えている。早急に実現させてもらいたいものである。そこは、かって「日本」であった国である。